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Posted by たまりば運営事務局  at 

2010年05月27日

芍薬の花

さて、芍薬ってどんなはな?と首をかしげる方も
立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花。と言えば
分かるでしょうか。



学名 Paeonia albifora Pall
 オリンパスの山で採った芍薬を薬草として用いた医師Pasonの名に由来する。

漢方薬ではひろく用いられてるようで、当店の社長の足がつる治療薬は
芍薬甘草湯と芍薬の名が付いている。

 さて、この花、蕾のままで咲かなかった・・・と言う経験はありませんか?
私の店では入荷時に、ちょこっと手をかける。
少し咲くのに時間がかかる花はあってもほとんど咲きます。

下の写真は1本だけ蕾が固くて残っていた花。

芍薬らしく咲くのに6日かかりました。


芍薬をきれいに咲かすヒントは、私の子供の頃の思い出にあった。
ちょうど私の目線が芍薬の蕾の上に来た頃、5才か6才位。

庭の芍薬の蕾にたくさんの蟻が付いていた。
幼い私は、蟻をつまんで地面におろし、蟻をつまんでは地面におろし、
1日がかりで全部の蕾から蟻をおろした。

 夕餉の食卓で得意げに、今日、芍薬の蕾にいっぱい蟻さんがいたので
ぜんぶつまんでおろしたよ。・・・と話したら

母の答えは、そう・・・・今年は、つぼみのまま、お花は咲かないかもね・・・。
子供心に相当ショックを受けたのは言うまでもない。

それから図鑑や本が読めるようになり共生、共存と言う意味や現象を
理解できたと思う。

庭の芍薬は、蕾にでてくる蜜を、蟻たちが、せっせ、せっせと、
なめることによって、きれいな花が咲く。
このメカニズムが出来上がっていたようだ。









  


  • Posted by めぐちゃん  at 16:29Comments(0)花日記